コクシジウム病

コクシジウム病

 冬の呼吸器病から解放されて、暖かくなってくる梅雨から夏にかけては床湿りからくるコクシジウム病が多発する季節です。
 
そこで世界の国々で、鶏病ベストテン上位3位までに入るというコクシジウム病についてまとめました。

コクシジウム病にかかる動物種

 コクシの歴史は大変古く、有史以前にもあったようです。
 文献によると1674年にオランダの兎からオーチスト(コクシの卵)が発見され、1884年にコクシジウム病と命名されました。

 コクシは古くて、しかも広く多くの動物にその病気があります。
 感染動物は、人、牛、羊、山羊、猫、豚、鶏、キジ、七面鳥、アヒルなど、数多くの動物に寄生分布しています。

コクシジウム病について

 コクシの感染は、まずコクシ病の鶏が糞にオーチスト(コクシの卵)を排出し、健康な鶏がその糞を食べます。
 すると、その体内(腸壁)で増殖しながら発育します。
 盲腸が侵されている場合は比較的治りやすく、小腸が侵されている場合は治りにくい傾向にあるようです。

 また、幼雛期は盲腸型が多く、大雛期は小腸型が多いというデータもあるようです。
 コクシが一定の量(かなり大量)に増えると、その頃から血便を出します。

血 便ですので便は赤い色をしていますが、よく間違われる病気でチョコレート色の非常に臭い便を出すクロストリジウム腸炎という病気がありますので気をつけて便を見て下さい。
 血便の他には下痢、食欲不振、廃絶、体重減少などの症状が見られます。
 この病気の発生は6・7・8月の高温、多湿な時期に多く、冬期は少なくなります。
 感染から発病までは4~5日間(潜伏期間)あります。

対 策

 オーシストの入った糞を食べさせないことが重要です。
 通常、鶏はエサ場ではなく水飲み場で糞をしやすいので、エサ場と水飲み場は分けて感染を防ぎます。

 その場合、スノコなどを敷き、糞がスノコの下に落ちるようにすると効果的です。
 また、発病の原因として、密飼い、床湿り、冷え込みによる鶏の密集、雨風が吹き込んで鶏や床が濡れたなどなどがありますので、その原因を除去して管理体制を整えます。

 鶏を地面で飼っている場合は、たまに土を入れ替えて下さい。
 石灰には殺菌作用がありますので、石灰と土を混ぜます。
 しばらく置くと地熱を受け、土全体に熱を持ってきます(この熱で殺菌効果が上がる)のでそのまま2・3日置いた後、鶏を入れます。
 コンクリートで飼っている場合はまめに鶏舎を水洗いします。
 鶏のケージを地面から離すというのも良い方法です。

 治療薬として、血便を発見した場合はまず、サルファ剤(アプシード、ダイメトンなど)を4~5日投薬します。
 しかしながらまずは予防が第一ということで、適正管理(温度、湿度、換気の3原則を守りながら、その鶏に合った環境をつくる)と、栄養補給(体力の増強)に充分注意して下さい。

2011 vol.80 ザ・ポウルトリーより引用

日本鶏保護連盟 URL

第38回 全国天然記念物西日本展示品評会

品評会での集合写真

平成25年5月12日、すばらしい五月晴れのもと、大分県日本鶏保存会主催、第38回全国天然記念物西日本展示品評会が、大分県宇佐市総合運動公園内で行われました。
大分県日本鶏保存会 日本鶏品評会
 
 
▼ 全国各地の代表する愛鶏家の方々が、遠くからたくさん参加され、銘鶏が出品されました。
会場風景 品評会
 
 

開会式

▼ 開会式での小野田会長挨拶。
小野田会長 大分県日本鶏保存会
 
 
▼ 各会の会長のご紹介。
 今年もたくさんの鶏の会の方々がお越しくださいました。
開会式 会長のみなさま
 
 
▼ 出品された鶏たちも、なかなか拝見することが出来ない、たくさんの銘種を見ることが出来ました。
尾曳チャボ 赤笹
 
 
▼ こちらの薩摩鶏(赤笹)は、文部科学大臣賞をとられた、奈良県の前川圭造会長の鶏です。
 尾の開き、羽色等、申し分ないすばらしい銘鶏でした。
 文部科学大臣賞 天然記念物 薩摩鶏 赤笹
薩摩鶏 赤笹 優勝
 
 
 遠い和歌山の久保会長さまが、うどん・焼き鳥などのサービス出店を戴き、
大変にぎやかな品評会となりました。
 
 全国各地の交流が感じられる、品評会でした。
 
日本鶏保護連盟 URL

伝染性コリーザ

伝染性コリーザ

大冠桂ちゃぼ
伝染性コリーザはヘモフィルス・パラガリナルムの感染によって起こる、急性の呼吸器病です。 年間を通じて発生しますが季節の変わり目に比較的多く発生します。 病鶏と直接接触したり、感染鶏の鼻汁で汚染された飲水や飼料などから他鶏に移ります。

この病気のみで死亡することはありませんが、マイコプラズマなどとの複合感染で重篤化します。

症 状

鼻汁(感染初期は透明ですがしだいに白濁化、さらに黄色になっていきます)、顔面や肉垂の腫れが主なもので、奇声や開口症状などもみられます。
産卵の低下などもありますが、症状の改善にともない回復します。 

病 変

潜伏期は、通常1~3日、発病から2~5週間で自然に回復します。

治 療

発病鶏に対する治療薬としてジヒドロストレプトマイシン、チオフェ二コール、テトラサイクリン、スルファモノメキシンなどの注射剤あるいは飲水添加剤が応用できます。

予 防

ワクチンがきわめて有効です。
約5週齢の鶏の脚部筋肉内に注射します。
第2回目の注射は約10週間の感覚で、育成鶏を成鶏舎に移動する2~3週間前に完了するのが望ましいでしょう。

対 策

ワクチンの注射をします。
また、病原菌を運んでくる恐れがある野鳥が鶏舎に侵入することを防止します。

2003 vol.42 ザ・ポウルトリーより引用
日本鶏保護連盟 URL