近藤 純久氏 鶏自慢
福岡県 近藤 純久氏
鶏歴40余年、ベテランが選んだ鶏たち!!
今回の鶏自慢は、福岡県にお住いの近藤純久会長のご紹介です。
【筑後愛好会】というちいさな鶏の会から、「もっと大きな会を作ろう!!」という掛け声と共に、【九州チャボ保存会】を開設され福岡に鶏の旋風をおこされた方です。
毎年、10月頃に地元で品評会を開催されます。
町会議員も今年3期目を迎えられる近藤会長は、地元でも大変知名な方で、小学4年生の理科の授業の一環として、飼っている鶏たちを、子供たちが見学に来るそうです。
そんな近藤会長に、鶏に対する意気込みを聞かせて戴きたいと思います。
様々な鶏の風景
一般的には、特定の鶏種にこだわり、力を入れがちですが、近藤会長は天然記念物日本鶏の保存に全力を傾注され、多くの鶏種を飼っていらっしゃいます。
たくさんの雛には、明日を担う名鶏の誕生が楽しみです。
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オーナーのご紹介
九州チャボ保存会
会長:近藤純久
〒830-0413
福岡県三潴郡大木町上牟田田口374
0944-32-1229
【近藤会長への QandA】
Q. 鶏を飼われたきっかけは何でしょうか?
A. 父が鶏を飼っていたのがきっかけです。
わたしが20歳前から飼育を始めました。
もう随分長いこと飼っていますね、40年以上になります。
Q. 特に力を入れている鶏種はありますか?
A. 特にといえば、小軍鶏・ちゃぼかもしれませんが、幅広く多くの鶏種の保存に
つとめています。
Q. 今回お伺いさせて戴いて、小軍鶏が多いようにも感じましたが、小軍鶏へのこ
だわりは何ですか?
A. 九州の特徴かもしれませんが、特に大きい顔つきと、肩の張り、立ち、にしび
れながらこだわっています。
こだわりの小軍鶏たち
たくさんの鶏たちの中でも、小軍鶏に現在力を入れていらっしゃるようです。
こだわりの小軍鶏のご紹介です。
ゴザとの縁は100年以上、近藤篤商店
毎年、鶏の品評会が行われる、近藤篤商店はゴザの製造元、近藤会長が設立されて40年、社名にはお父様の名前をつけられました。
ゴザとのかかわりは、先祖代々受け継がれ、今日では、海外からの研修生を招かれています。
近藤商店から出荷される三越などのデパートや、ホームセンターなどで立ち並ぶゴザの香りは、この季節に涼しさを感じさせる、かかせないもののひとつかもしれません。
いかにお客様のニーズに応えるか、それは、不良品を絶対に出さず、信頼ある商品を提供し、検査を100パーセント厳しく、針などは一本も残らないようにと・・・。
大坪義徳氏 鶏自慢
福岡県 大坪義徳氏
今回の鶏自慢は、福岡県にお住いの大坪義徳氏のご紹介です。
「ちゃぼより小軍鶏が好き」と、おっしゃる大坪氏、最初は4羽から飼い初めた鶏たちが、3~4年しかたたない内に、銘鶏と呼ばれるにふさわしい、勢揃いの鶏舎となりました。
体調不良で、リハビリのために・・・、と養った鶏たち。
大坪氏の元気の源は、すばらしい銘鶏たちのおかげかもしれません。
鶏飼いのこだわりや、心の養い方の秘訣をお教え戴きました。
自慢の小軍鶏たち
小軍鶏つくりのこだわりは、九州の特徴かもしれませんが、顔の大きさを気がけていらっしゃるそうです。
銘鶏と呼ばれるにふさわしい、小軍鶏たちのご紹介です。
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オーナーのご紹介
九州チャボ保存会 役員:大坪義徳
090-8418-2727
【大坪氏への QandA】
Q. 鶏を飼われたきっかけは何でしょうか?
A. 九州チャボ保存会・近藤純久会長の鶏のお世話をしてたのがきっかけで、もともと興味はあったのですが、本格的に飼い始めたのは、3~4年位前になります。
Q. 小軍鶏を中心に飼われていますが、こだわりはありますか?
A. 九州の特徴かもしれませんが、特に大きい顔つきです。
赤笹と白笹がとても好きで、白笹は、首から背中にかけての白色がなかなか出にくい・・・、ここをどうあらわそうかと研究中です。
Q. 孵化はどのようになさっていますか?
A. 数羽のアローカナのメス鶏を養って、抱かせています。
ちゃぼや烏骨鶏のように、大変上手に卵を抱きますので、孵化率も高く、助かっています。
こだわりの小軍鶏・赤笹
品評会でも、たくさんの出品があり、鶏飼いの方々が【幻】を求めて日々に研鑽される、小軍鶏・赤笹のご紹介です。
肩張り、顔つき共に、大変貫禄ある赤笹たちでした。
これからの銘鶏を目指して
大坪氏の鶏舎は、柳川の支流が流れ、田畑に囲まれた、静かなたたずまいを感じさせる町作りの中、鶏を養うには大変適した環境でした。
そんな恵まれた環境の中、鶏たちも病気もすることもなく、元気な姿を見せてくれています。
雛たちも順調に育ち、将来の銘鶏がたくさん産声をあげているようです。
すばらしい環境の元、暑いこの夏も、乗り切ってもらいたいものです。
ナイスショット
縁が深いお二人ですが、これからも会長を補佐し、福岡の鶏会の発展に全力を尽くして下さることと思います。(左:近藤純久会長です。)
松本 一敏氏 鶏自慢
松本一敏氏の鶏へのこだわり! 鶏自慢
実家が野菜・養鶏所等を営む商売人の家に生まれた、松本一敏氏は、幼いころから鶏たちとの縁が深く、本格的に鶏を飼い始めたのは、18年前からですが、現在、佐賀県はもちろん、全国有数の鶏の品評会を開催されるまでになられました。
昨年、佐賀県日本鶏保存会 会長を若い後継者に引き継がれましたが、鶏への情熱は変わることなく、今も、日本鶏の保存に情熱を燃やしていらっしゃいます。
そんな佐賀県日本鶏保存会・前会長の松本氏に、鶏へのこだわりをお尋ねしました。
新築の素晴らしい鶏舎
庭先にたくさんの鶏が放し飼いにされ、訪れた方々を楽しませてくれます。
健康のために飼育し始めたとおっしゃいますが、訪れるたくさんの方々の心も癒してくれます。
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オーナーの紹介
佐賀県日本鶏保存会 前会長
佐賀県鳥栖市山浦町2973
TEL:0942-83-1500
【松本氏への QandA】
Q.佐賀県日本鶏保存会の会長を終えられてどういったお気持ちですか?
A.佐賀県日本鶏保存会を若い方にバトンタッチしたのは、少子高齢化社会での日本鶏の保存を、若い人たちにつないでいかないといけないと考えていたからです。
若い人にバトンタッチして、日本鶏を愛し、保存してくれる若い人たちが多く育ってくれることが、わたしの願いです。
若い人がつないでいかないと、若い人が集まって来ないです、年寄りが多いと消滅していくと思うんですよ。
Q.若い方たちにバトンタッチされるタイミングはどのようにお考えでしたか?
A. わたしの人生は7・8なんです。
終戦が7(ミサイルで狙撃された)・8歳・、17歳で母を亡くしました。
27歳で父を亡くし、今の老人ホームの基盤となる土地を購入し、1600坪の牧場を作って、37・38歳で自宅を建て、47・48歳で社会福祉の今の老人ホーム(洞庵の園)を立てました。
57・58歳で他の施設も作っていきました。
また、今度新しく施設を作りましたが、77・78歳で施設を拡大しました。
7.8がわたしの人生の節目だと思いますので、78歳で会長を退くことにしました、良い時期だったと思っています。
Q.若い方たちへ代を譲って、何かご助言等ありますか?
まだまだ、若い会長なので、こちらでも出来るだけの手助けをしてあげたいと思っています。
Q.今後、力を入れて行きたい鶏は?
力を入れるというより、経営している老人ホームにいらっしゃる方々に鶏をお見せして、喜んでもらうことにしています。
今からの鶏飼育については、5種類くらいの鶏を飼育して、こだわりの鶏を追求していきたいです。
松本氏が開催されてこられた、盛会な日本鶏品評会
体ひとつで、一代で築き上げられた、ご自身が経営される老人ホーム【どうあん】にて、毎年秋に鶏の品評会が行われ、たくさんの方が全国各地よりいらっしゃいました。
社会福祉法人 洞庵の園と海外交流
松本氏のこれからの大いなる活躍を、期待しています。