鶏の病気


鶏の病気

 

鶏の病気と対策

 

尿酸塩沈着症(痛風)

栄養・代謝障害性疾病  栄養障害は飼料中のたんぱく質、カルシウムやリンなどの無機物、ビタミンなどの特定の栄養素の過不足により起こる障害です。  代謝障害はタンパク質、脂質、炭水化物および無機質などの代謝異常に起因し、尿酸塩沈着症、脂肪肝、骨紹介などの原因となっています。  これらの栄養・代謝障害によ…

マイコプラズマ症

マイコプラズマ症の病気の要点  マイコプラズマは細菌と異なる一群の微生物で、鶏のマイコプラズマ症は2種類のマイコプラズマによる慢性呼吸器病です。  まれに関節炎をおこす場合もあります。  主な感染部位は気道で、同居感染によって伝播します。  また、飼育環境の悪化や他の微生物の混合感染により発症し、重…

家禽コレラ Fowl Cholera

家禽コレラの概要 Fowl Cholera  パスツレラ・マルトシダ(Pasteurella multocida)の感染によってほとんどすべての鳥類に発生する伝染病で、通常、急性敗血症の経過をとります。  発症率および死亡率は高いですが、慢性経過や比較的穏やかな感染もしばしばみられます。  わが国で…

マレック病

マレック病 鶏の病気  ヘルペスウィルスに属するマレック病ウィルスによるTリンパ球の腫瘍性増殖を特徴とする病気です。 発生のピークは4~10ヶ月齢。 大雛から出るフケが感染源となり、伝染力は極めて強力です。 マレック病の症状  初期はしびれがきたような症状でフラフラします。 (このような症状からマレ…

大腸菌症

Colibacillosis【大腸菌症】  本症は、大腸菌(Escherichia coli)によって起こります。  大腸菌は、鶏の腸管内に常在しますが、健康な鶏には発病しません。  しかし、鶏に感染性あるいは環境性ストレスがかかったとき、呼吸器感染から敗血症を起こして発病します。(大腸菌性敗血症:…

クロストリジウム感染症(壊死性腸炎)

クロストリジウム感染症(壊死性腸炎) ウェルシュ菌に汚染された飼料や敷料を鶏が経口的に摂取し、その菌が小腸内で増殖することにより引き起こされる感染症です。 病因と発生 ウェルシュ菌に汚染された飼料や敷料を鶏が経口的に摂取し、その菌が小腸内で増殖することにより引き起こされる。 腸粘膜に傷害をもたらす要…

ロイコチトゾーン症

 ロイコチトゾーン症  ロイコチトゾーン症は住血原虫(ロイコチトゾーン・カウレリー)の寄生によって起こる病気で、ニワトリヌカカという蚊の一種によって媒介されます。 そのため、ニワトリヌカカの発生シーズンがロイトチトゾーン症の発生と一致します。 ロイコチトゾーン症の発生  ロイコチトゾーン症は住血原虫…

コクシジウム病

コクシジウム病  冬の呼吸器病から解放されて、暖かくなってくる梅雨から夏にかけては床湿りからくるコクシジウム病が多発する季節です。 そこで世界の国々で、鶏病ベストテン上位3位までに入るというコクシジウム病についてまとめました。 コクシジウム病にかかる動物種  コクシの歴史は大変古く、有史以前にもあっ…

伝染性コリーザ

伝染性コリーザ 伝染性コリーザはヘモフィルス・パラガリナルムの感染によって起こる、急性の呼吸器病です。 年間を通じて発生しますが季節の変わり目に比較的多く発生します。 病鶏と直接接触したり、感染鶏の鼻汁で汚染された飲水や飼料などから他鶏に移ります。 この病気のみで死亡することはありませんが、マイコプ…

 
 

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