マイコプラズマ症の病気の要点
マイコプラズマは細菌と異なる一群の微生物で、鶏のマイコプラズマ症は2種類のマイコプラズマによる慢性呼吸器病です。
まれに関節炎をおこす場合もあります。
主な感染部位は気道で、同居感染によって伝播します。
また、飼育環境の悪化や他の微生物の混合感染により発症し、重篤化します。
症状
主な症状としては異常呼吸器音、鼻汁、セキ、クシャミなどの呼吸器症状があります。
伝染性コリーザとの合併症では、顔が腫れたり涙が出たりします。
関節部の腫れなどがみられる場合もあります。
また、産卵低下や発育不良、種鶏では受精率と孵化率が低下し、虚弱ひなの発生が増加します。
予防・対策
外部からの人、動物、物品の出入対策、十分な衛生管理、ワクチンの適切な投与などを徹底します。